私たちの介護に対する考え
リビングケアは、ご利用者さまを本当の親と思って感謝し、
大切に真心を込めて、支援してまいります。
介護とは、お世話をするだけでなく、
誰もが愛され、今よりもっとお元気になって、
心豊かな人生を送っていただくこと。
リビングケアは、心温まる介護のあるべき姿を追求し、
高齢化社会において地域で助け合える世の中を創っていきます。
リビングケア紹介動画
介護とは
人間の生活機能(生活していく力)は、その人自身の機能(病気や障害の有無、年齢や性別など)と周囲の方々や環境によって決まります。また「健康」は、単に身体や心に病気がないというだけでなく、人間としてどのような活動をし、どのような役割を持っているかで大きく変わります。たとえ障害や病気があっても、人間として健康な生活を送っている人もいればそうでない人もいます。
当社では、ご入居者さまの障害や病気、加齢などにともなう身体機能の低下に対して、今ある機能を最大限に活かして生活するということを大切に思っています。そのためには、理学療法士や作業療法士が身体機能の状況を把握し、少しでも機能が良くなるためのお手伝いをします。具体的には、機能訓練プログラムを作ったり、普段のお世話の仕方を工夫したりして、少しでも生活機能を上げる(元気になる)ための関わりをしていきます。
では、生活機能を上げる(元気になる)ことで、何が変わるのでしょうか。ただ単に長生きするためだけのものでしょうか。最初にも書きましたが、生活機能を上げる(元気になる)ことの目的は「人間としての健康な生活を送ること」です。生活機能を少しでも良くする(元気になる)、あるいは生活機能を維持することによって、ご利用者さまの意欲を引き出し、何かをしたいという思い(活動意欲)を持っていただきたいと思っています。そして地域に密着した「小規模の住まい(家)」である利点を活かして、家や地域での役割を持って、再びいろいろな活動をしていただきたいと思っています。ご利用者さまの「できること」が増える、これは生活や動作、日々の過ごし方に選択肢が生まれることを意味します。選択肢こそが尊厳であり高いQOL(Quality of Life)の源であります。
「介護保険法」第一条に以下の記載があります。
第一条 「この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。」
この法律、特に下線部から、介護とは、介護が必要となった方に対して、その方々の能力に合わせたサービスを提供し、自立した生活を送ることができるように援助することと言えます。
ただ単に、身体のお世話や生活の支援をすることが介護ではなく、ご利用者さまが尊厳を持って自立した生活を送ることができるように個々に支援していくこと、それが「介護」です。
人生の先輩のために
当社は、「人生の先輩のために」をモットーに、ご利用者さまを親と思って尊敬の念を込めてお慕いし、一人ひとりの尊厳を保ち、自立した生活を営めるように、心のこもった温かいサービスの実現を目指しています。そのために、小規模サービス、個別ケアに特化してまいります。
当社は、「すべては人なり」の考えに基づき、高齢者の安心、安全を実現できる高い専門知識・技能を持つ人材と、「安心感」「優しさ」「あたたかさ」など、いろいろなことに気づき、配慮のできる、心のこもったケアを融合させることで、高齢者の老齢化、機能低下を食い止め、笑顔いっぱい生き生きと過ごしていただくことを目指しています。
一人ひとりに個別ケアプログラムを作成
お元気になっていただくために必要な生活機能を向上させるには、ご利用者さまの病気や体力などの内的要因と施設やスタッフによる外的要因が影響しています。それぞれの要因に対して適切なマネジメントを行うことがとても重要です。まず機能低下の主な要因を調査し、何を変えれば機能回復していくかを明確にします。その査定の過程を「アセスメント」と呼びます。その結果に基づいた介護方針やプログラムを、専門職でチームを組み、共有しています。
このように当社では、「チーム体制での個別ケア」に取り組んでいます。経験豊富なケアマネジャー、看護師、理学療法士、作業療法士、栄養士を自社で抱えています。充実した人員配置で、大型施設にはない、目配り、気配り、心配りを実現。ご利用者さま一人ひとりに対して、丁寧に個別ケアプログラムを作成しています。
リハビリテーションの実施
高齢者自身の身体機能と認知機能の低下は、老齢化以外に認知症が影響していることが広く知られています。その機能低下を遅らせることのひとつに、理学療法によるリハビリテーションの実施が効果的とされています。当社では、老齢化及び認知症に合わせた機能訓練を行い、ご利用者さまの生活の質の向上につながり、より自分らしい生活を実現することができます。
(リビングケア唯の家 関本 リビングケアコミュニティーセンター南足柄)